学校法人武蔵野大学は2024年に創立100周年迎えました。これを記念して発祥の地である「築地本願寺」に記念碑を設置する運びとなり、7月10日に築地本願寺で『学校法人武蔵野大学創立100周年記念碑 除幕式』を開催しました。式典には招待された関係者が参加しました。
プロジェクトリーダーの小西 聖子 副学長の開式のことばから始まり、長野 了法 理事長の式辞では築地本願寺へ設置をご快諾いただいたことへの感謝の言葉が述べられました。
その後、参加者に見守られながら除幕を行いました。布が取り除かれると拍手で会場が包まれました。除幕後の中尾 史峰 築地本願寺宗務長の挨拶では、2月に開催した看護学部の発願式や6月に開催した能楽公演についても触れられ、いずれも意義深い取り組みであること、宗学連携という形で今後も関わっていきたいという想いが述べられました。
その後、廣瀬 裕之 教授より建立の由来及び制作者の紹介がありました。廣瀬教授からは、石の選定から始まった記念碑への思いが述べられ、制作者の大川 等 会長からは、制作にかける思いだけでなく、今回の石碑の揮毫はひらがなが多い点に苦労した、と制作の裏話が語られました。
石材、形状、彫り方に至るまで、「1000年先まで美しく保たれるように」との願いを込めて制作されたこの記念石碑は、築地本願寺の正門をくぐった右手に設置されています。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
概要
式 名 | 学校法人武蔵野大学創立100周年記念碑 除幕式 |
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日 時 | 2024年7月10日(水)10:30~11:00 |
開催場所 | 築地本願寺記念碑前 憩いの庭付近(東京都中央区築地3-15-1) |
式次第
開式のことば | 小西 聖子 副学長 |
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式辞 | 長野 了法 理事長 |
除幕 | |
宗務長挨拶 | 中尾 史峰 築地本願寺宗務長 |
建立の由来及び制作者紹介 | 廣瀬 裕之 教授、大川 等 会長(大川石材) |
閉式のことば | 小西 聖子 副学長 |
【築地本願寺と武蔵野大学】
本法人は、今から100年前の1924年に築地本願寺で誕生しました。前年9月の関東大震災で東京の下町は焼け野原になり、10万人以上の方々がなくなられました。築地本願寺の本堂も焼け落ち、焼け跡には日本赤十字社の仮設の救護所が建てられました。半年を経て、使用されなくなった病舎を借り受けて誕生したのが本法人の前身である武蔵野女子学院です。
学祖高楠順次郎博士は世界的な仏教学者でしたが、「生きとし生けるものが幸せになるために」という仏教の根本的な願い(四弘誓願)を大切にして、人格向上の道を歩むことを願って学院を開設されました。それから100年、今では、幼稚園、中高、そして大学、大学院を含む総勢14,000人を超える総合学園となりました。大学だけでも、13学部、21学科、13大学院研究科、通信教育部を擁する総合大学となり、たえず成長とチャレンジを続ける大学として発展を続けています。
関連リンク
- 取材記事(創立100周年記念事業学生広報チーム)
https://note.com/musashino_univ/n/nf9b1eb75b814 - 築地本願寺
https://tsukijihongwanji.jp