6月27日(金)、東京都杉並区の築地本願寺 和田堀廟所にて、「雪頂忌」の法要と墓参を行いました。
雪頂忌の法要では、「讃仏偈」(さんぶつげ)の読経中に参列者が焼香し、その後、横山 尚佳理事長より「高楠先生が生涯を送られた激動の時代と同じように、平和を脅かす行為が今もまた繰り返されている。こうしたなかで私たちが『世界の幸せをカタチにする。』という目標に向かうために、建学の精神とその礎となる仏教の教え、これをしっかりと受け止め歩み続けることが大切だと思います。」とご挨拶をいただきました。その後は墓前へと場所を移して参加者による墓参を行うとともに、高楠先生が好まれた仏讃歌「清風宝樹」(しょうふうほうじゅ)を斉唱し、小西 聖子学長より「高楠先生のご生涯と偉業の裏には、6人ものお子様を亡くされるという想像できないほどの深い悲しみがあります。どのようなお気持ちで生涯を過ごされたのか、ぜひ思いを馳せていただけたらと思います。」とご挨拶をいただきました。


雪頂忌とは
本法人では、学祖 高楠 順次郎 博士のご命日にあたる6月28日を「雪頂忌」と称し、法人関係者、大学・高校・中学の学生・生徒代表、卒業生OB会のむらさき会、くれない会、千代田同窓会、後援会関係者が集い、法要と墓参を行っています。
また、高楠先生の学徳を追慕し、その意志を受け継ぐために、ご命日の1週間前から当日までを 「雪頂週間」 と定め、雪頂忌法要のほかにも仏前荘厳や業績等の掲示、講話を行うなどいくつかの取り組みを行っています。